#author("2018-10-03T10:52:27+00:00","","")
[[Xを活用する]]

*概要 [#o85ed91a]
Non Registered Parameter Numberの略。
機器固有の機能を設定できる拡張機能です。
しかしながら、GSやXG音源には共通の部分も少なくありません。たとえば、Museにおける波形加工もこのNRPNで実現されています。従って音源によっては波形加工は効果しないこともあるということになります。

使用に当たっては、コントローラナンバ98および99で機能を選択し、その後コントローラナンバ6で指定機能のパラメータの値を送信します。一旦、NRPNのパラメータが指定されるとそのあと再びコントローラナンバ98および99で機能を選択するまではそのパラメータに対する変更値と見なされます。

誤作動を防ぐために必要なパラメータとその値の設定が終わったらRPNヌルを設定しておくといいでしょう。

*主なNRPN [#q017836f]
値の表記はすべて10進数で表記しています。

波形加工のNRPNに関してはMuseの機能を使うことが推奨されますので割愛しています。

|>|NRPN|Data entry|解説|h
|~MSB|~LSB|~MSB|~|
|24|rr|mm|ドラム・インストゥルメント・ピッチ・コース(相対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントの[[ノートナンバ]]&br;mm:0 - 64 - 127(-64 - 0 - +63半音)|
|26|rr|mm|ドラム・インストゥルメント・TVAレベル(絶対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ&br;mm:0 - 127 (0 - 127最大)|
|28|rr|mm|ドラム・インストゥルメント・パンポット(絶対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ&br;mm:0,1 - 64 - 127(0:ランダム 1(左) - 64(中央) - 127(右))&br;0でランダムになるかどうかは音源によっても違います。|
|29|rr|mm|ドラム・インストゥルメント・リバーブ・センド・レベル(絶対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ&br;mm:0 - 127 (0 - 127(最大))|
|30|rr|mm|ドラム。インストゥルメント・コーラス・センド・レベル(絶対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ&br;mm:0 - 127 (0 - 127(最大))|
|31|rr|mm|ドラム・インストゥルメント・ディレイ・センド・レベル(絶対変化)&br;rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ&br;mm:0 - 127 (0 - 127(最大))|


-相対変化のパラメータは、プリセットしてある値を基準として相対的に変化します。相対変化のパラメータは音源の機種により音色の仕方や変化範囲が変わることがあります。
-絶対変化のパラメータは、プリセットしてある値に関係なく変化します。
-一つのドラム・インストゥルメントで「コーラス・センド・レベル」と「ディレイ・センド・レベル」の両方を同時に使用することはできません。


*記述例 [#m520627f]
スネアのピッチを+18に設定する。

 @Z X98=38 X99=24 X6=82 ;スネア ピッチ

※この値は次のプログラムチェンジを受信するまで有効。(GS音源の場合)~
 XG音源では音色が切り替わっても維持される。
※この値は次のプログラムチェンジを受信するまで有効。(XG音源の場合)~
 GS音源では音色が切り替わっても維持される。

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